とても寒いのでびっくり。 とりあえず両替する。
3万円 → 351.93カナダドル(以下「ドル」) (1円0.011731ドル:1ドル85.24円) 両替手数料: 3ドル次にUAのカウンターで帰りの便のリコンファームを行う。陽気な外人が対応してくれた。 一安心。
次はレンタカーだ。日本でとった予約書を示す。満タン返しにするか、満タンではなく足 りないガソリン代を Hertz のレートで返すか(、、あともう一つあったが忘れた)どの契 約にするか聞かれた。満タンでなくてもいいのが返すときに何も問題が起こらなそうなの で、それにした。英語力があればいくつか質問して一番得なやつを選んだかもしれないが、 安全なものを選んだ。
外車だ。左ハンドル。ウィンカーとワイパーが逆になっている。道は右側通行。恐かった。
特に交差点で曲がるときに間違えそうなのと、あと、交差点を横切ったり曲がったりする
ときの左右の確認の方向。つい車がこないはずの方向を確認してしまい、車が来る可能性
のある方向の確認をわすれてしまいがちになる。(わかるかな)
[カルガリー市街へ]
車でカルガリーの市街に入る。バンクーバーもそうだったが、あまり大きな街ではないの
に中心部には背の高いビルが立ち並ぶ。道は広く、交通量はそれほど多くないが、ほとん
どの道が一方通行になっている。めざすユースの正確な場所がわからないので、走りなが
ら探すことになるが、なかなかみつからない。一方通行と右側通行のせいで混乱する。結
局、近くに車をとめて、歩いて探した。簡単に見つかった。
[カルガリー国際ユースホステル]
17:00。ユースに入って駐車場の場所を聞く。パンフレットには止められる台数は少 ないが「ある」と書いてあったのだが、「ない」ので道にとめてくれと言われた。まぁ道 は広くて車はほとんど通らないし、誰にも迷惑をかけなさそうなので気にしなかった。何 よりも英語が通じただけでほっとしていた。
日本のユースには何回か泊まったことがあるが、海外は初めてだ。初めはマナーがよくわ
からないので、慎重になる。ロビーには多くの外人がたむろしている。ロビーの奥にはキ
ッチン付きの食堂があり、何人かが食事を作っている。私に割り当てられた部屋は妻の部
屋の隣だ。日本では男女の部屋は廊下からして別になっているが、ここは同じ廊下にすべ
ての部屋が集まっている。
日本と違うのは、部屋の扉がオートロックになっていて、全員が部屋の鍵をもっていると
いうこと。私は自分の鍵が不良だったこともあって、オートロックがうざったかったが、
妻が後で言うには、おかげで安心して眠れたとのことだった。言われてみればそのとおり
だ。
部屋にはベッドが8つあり、すべてのベッドに荷物がおいてあった。部屋にいたのは日本 人が一人と私の上のベッドに寝る外人の二人だけだった。その外人は私のベッドの隣にお いてある荷物が邪魔にならないかを私に聞いたあとすぐ出ていってしまった。日本人は留 学生で、バンクーバーのそばの町からなんとニューヨークまでバスを乗り継いで行くとの ことだった。
17:50。夕食にでかける。思ったより寒い。日本ならまだTシャツの上に長袖シャツ をきれば十分あったかい季節なのに、、、その上にトレーナーを着てGジャンを着てもま だ寒い。他に持ってきているのはレインコートだけだ。これはちょっとカナダを甘く見す ぎたか。
土曜日だというのに街はとても人が少なくさびしい。休日は人が集まらないところなのだ ろうか。開いてる店も少ない。まだ明るかったが、とにかく眠いのでマックで済ませてさ っさと帰って寝ることにした。
夕食: ダブルバーガーx2、ホットチョコレート、コーヒーs、ポテト: 3.6ドル帰りにコンビニで夜中に喉が渇いたときのために水を買った。
水(エビアン350mlx2):1.9ドル19:00。ユースに戻り妻と交代でシャワーをあびる。シャワーは共同洗面所(トイレ) の中にあり、個室になっていないので寒い。もちろんバスタブはない。
20:30。ユースで貸してくれたシーツと毛布にくるまり寝る。シーツがあまりきれい でなかったので、シュラフカバーをもってくればよかったと後悔。 (この後のユースで借りたシーツはすべてきれいだった)
9月22日(日)
8:00。起床。雨が降っている。ただでさえ運転しずらいのに、雨なんて。
8:30。朝食もとらずに出発。
ユースの支払いはすでに日本でしてあったが、フロントに書かれてあった現金しかうけつ
けない旨の張り紙をみて、現金を3万円分しかもっていないことに少し不安を感じた。
(バンフやジャスパーに銀行や両替所があるかどうかわからなかったので)
車でカルガリー市街の両替所を探したが見つからなかった(開いてなかった)。どうしよ
うか迷っているところで、なんと、雨が雪になった。最悪。これから高地へ行こうという
のに。チェーンもない。ほとんど車がとおらない田舎道で雪のために動けずに誰かが通る
のを待っている光景が頭に浮かぶ。うーむ。どうしよう。
空港で両替をするとともに Hertz の窓口で天気や道(チェーンの必要性)を聞いてみる ことにした。30分ほどかけて空港に戻った。「No problem」それが Hertz 作業員の答 えだ。ロッキーでもチェーンが必要になることはないと言う。全面的に信頼できる発言と は思えなかったが、例年は初雪は10月末で今年は一月も早いとの言葉を聞いて少し安心 した。いずれにしろ、ここまで来て一週間カルガリーで過ごすくらいなら、足止めをくら って帰れなくなったとしてもバンフまで行ってみるほうが後悔しないですむだろう。
彼のところに車を置かせてもらい、両替と食事に行く。
(両替:6万円 → 703.86カナダドル) 両替手数料: 3ドル 朝食: ベーコンエッグトーストx2、コーヒー、ホットチョコレート: 7.79ドル10:30。空港発。カルガリーの市街に戻り、バンフへの道を行く。雪で景色がよく見 えないのと、不安とでいまいちな気分だ。屋根に雪を載せた対向車がやってくる。おいお い。
市街地を抜けると対向車線との間に広い中央分離帯ができる。広くまっすぐなハイウェイ だ。料金所もなく誰でも入れる。自転車乗りがつらそうに走っている。片側2車線に中央 分離帯の幅がまた2〜3車線分ある。日本では考えられない贅沢な土地の使い方だ。道は 多少起伏があり、両側には牧場が続く。昨日はきれいに見えた山も今朝は霞んで見えなか ったが、近づくにつれてうっすらと浮かんできた。
マリリンモンローの「帰らざる河」で有名なボー川に沿って走るようになってからは、山 もその美しい姿をくっきりと見せるようになった。頂上付近は岩場で雪で白くなっている。 裾野は灰色の森。幻想的な山々が続く。道はだんだんと上り坂になっていったが、予想し ていたよりもかなりなだらかだ。
両側を森に囲まれるようになってしばらくしたころ、料金所があった。国立公園内の宿泊 日数で料金を払う。一人一日5ドル。意外に高い。
国立公園滞在料:5ドルx5泊x2人=50ドル道は相変わらず広いままでなだらか。雪もあがり、不安な要素はほとんど解消された。気 が付くとバンフの出口の標識が出ていた。ハイウェイを降りてしばらくするとバンフの街 中に入った。