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(ベルナー・オーバーラント(その1))
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[ツェルマットからヴェンゲンへ]
12:10。名残を残したまま出発。Brug 駅で乗り換えて Spiez
へ。皮肉なことにすばらしい天気になった。ツェルマットも晴れた
のだろうか。。
しかし、谷を見下ろしながら走る列車からの眺めは最高。こんな
素晴らしい車窓はないのではないかというくらい、いい路線だ。
2回乗り換えてラウターブルンネンの駅へ。ここでWAB
(ヴェンゲルンアルプ鉄道)に
乗り換え今日の目的地のヴェンゲンへ。このWABからの眺めが
またよい。シュタウプバッハの滝と、ミューレンの方へ続くカール
の谷が最高。
[ヴェンゲン(Wengen)]
ヴェンゲンではインフォメーションが見つからず、歩いてホテル探し。
Alpenroseというとてもいいホテルを見つけた。宿泊客はリタイア
して何週間も泊まっているような白人の老人が多い。
町を散歩。スーパーで買い物をして、レストランでスパゲティー
を食べた。
[ユングフラウヨッホ(Jungfraujoch)]
6月9日(水)今日はいよいよユングフラウヨッホだ。
9:45発の列車でヴェンゲンを出発。
10:30クライネシャイデックで乗り換える。
ここから列車に乗り込む人には様々な人種がいておもしろい。
白人はもちろんだが、アラブ・東南アジア系の人も多い。
世界の誰もが来たがる観光地なのだろう。なぜかこの時間は
日本人がほとんどいないが。
列車が山の中を
突き抜ける。標高2000mから3000mを越すアルプスの
山の中を走る地下鉄という感じ。途中駅があるが、アイガー北壁
をくりぬいて外が見えるという、私のために作られたような素晴
らしい駅だ。次の駅からは氷河が目の前に見渡せる。
11:15ユングフラウヨッホ駅着。長い通路とエレベータを
乗り継いでスフィンクス展望台へ。今日は最高の天気。
標高2000mのクライネシャイデックを遥かに見下ろす最高
の場所だ。1時間近く景色を眺めていたようだ。
再びエレベータで降りて外へ。一面の銀世界。スキーで遊ぶ人
がいる。青空、雪、茶色い山肌のコントラストがきれい。
今度はアイスパレスを通って山の反対側へ。こちらは山と氷河
がきれい。
レストランで食事をしたらもう15時。4時間近くもここで
すごしてしまった。天気がよかったので本当によかった。
15:00再び列車に乗り、15:40頃クライネ着。
歩いて5分ほどのところにある展望台へ。双眼鏡でアイガー北壁
にあるはずのアイガーヴァント駅を探す。時間がかかったが、
なんとか見つけることが出来た。あんなところに駅があるとは
不思議な感じだ。
[グリンデルワルト(Grindelwald)]
再びWABに乗って、グリンデルワルトへ。
日本語インフォメーションがあり、親切な日本人の女性がいて、
いろいろと教えてくれた。
スーパーで買い物の後、久しぶりの日本食をレストラン侍で食べる。
世界中のどこにもあるような少し高めのレストランだけど、
私にとっては非常にありがたい。外国の食事を続けていると、いつも
そばが食べたくなるのだ。
夕食が終わって19:30となったが外はまだ明るい。
ヴェンゲンへの帰りはツヴァイリュッチーネン経由で、3本の
路線を乗り継いだ。
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