ニュージーランド (ミルフォードサウンド・テアナウ)

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[クイーンズタウン〜ミルフォードサウンド]


2月26日(水)6:00。起床。妻がオーナー夫人に電子レンジを使って簡単にスクランブルエッグを作るやりかたを教わる。卵に砂糖と塩と牛乳を入れて、レンジで少し温めてはかきまぜ、また温めてはかきまぜるというのを繰り返すだけらしい。

[雨の切れ間に]
7:00。迎えに来たバンに乗り、ミルフォードサウンドに向かう。途中で大型バスに乗り換えるのかと思ったが、バンのまま行くらしい。安いツアーだからしかたなかったが、途中、人数調整のため別のバンに乗り換えさせされたときに妻と離れた席にさせられてしまった。私の席からは外がよく見えないし、今回の旅行はバスにはついてない。同乗者は台湾人2人とマレーシア人2人に白人が5人。

9:30。テアナウで30分休憩。雨が降っていてとても寒い。いくつもの観光バスが停まっていて休憩所は混雑している。コーヒーを飲み体を温めて出発。テアナウ湖を過ぎホーマートンネルを通り抜けると、道の両側の崖から水が落ちて来る。そこらじゅうが滝だ。ノルウェーのフィヨルドを思い出す。高いツアーのバスは大型バスで、天井まで窓ガラスになっているようなものもある。はるか頭上から落ちる滝を眺めながら走るので、そういうバスはきっと眺めがいいだろうとうらやましかった。

[CHASM滝]
11:20。長い坂を下りたところでバンが止まる。片道5分ほど歩いたところに滝があるという(CHASM滝)。行きたい人は行っていいとのこと。しかし、外はどしゃぶりの雨。外へ出る人は数人しかいが我々はしっかりとレインコートを持ってきているのでそれに着替える。フィヨルドでは頭上で滝が霧に変わるようなところを行く事が多いので、晴れていてもレインコートを持ってくる事が基本だ。ここの滝はそういった滝ではないが、滝へ行くまでの森の中の道がよい。また、滝の裏側にまわることができる。とりあえず記念写真を撮り、急いでバスに戻る。帰りに日本の団体ツアーとすれ違った。

[船の上にて]
[ミルフォードサウンド]

再びバンにのり20分ほどで船乗場に到着。指定された船に乗るとすぐ出航した。100人くらい乗っているが日本人は我々2人だけのようだ。東洋人もおなじバンの4人以外はいないようだ。あとは皆白人。

まず最初は昼食。昼食付きツアーなので何種類かのメニューから一つを選ぶ。歩くのも大変なくらい大きく揺れる船の中を神業のようにボウイがスープを運んでくる。 しかし揺れが激しくあまり食欲がわかない。窓は水滴で真っ白なので外の景色はわからない。なんとか食べおわる頃、船はフィヨルドの出口付近に着いたようだった。
[フィヨルドの滝]
フィヨルドのもっとも奥にある港からここまでを一気に進んできて、その間に食事をし、帰りに景色を楽しむようになっているらしい。

船がゆっくりと進むようになった。このころから雨も小降りになり、みんな甲板に出るようになった。船はフィヨルドの壁にそってゆっくり進む。大きな滝のそばでは特にゆっくりと進む。そそり立つ崖の上の方から滝が降ってくる。なんと形容していいかわからないが、私は崖にこびりつく苔と岩の間から生えている木を見るのが好きである。ずーっとフィヨルドを眺めているだけで楽しい。

いつのまにか雨は止んだものの、遠くの景色はかすんでいて、旅行パンフレットなどの写真によく出るミルフォードサウンドの代表的な場所がよくわからなかった。残念。

[シェークスピアハウス]
[テ・アナウ]

14:45。帰港。すぐバンに乗り出発。
16:40。テ・アナウ着。ここでもバンは親切にも我々が泊まるB&Bの前まで乗せて行ってくれる。B&Bは「シェークスピアハウス」といい、さばさばとしたおばさんがオーナーらしい。荷物を置いて散歩に出る。
テアナウは小さな町で、お店やレストランは街の中心を走る短いメインストリートぞいにしかない。10分近く歩いてやっとメインストリートに出る。

メインストリートの端にあるインフォメーション(フィヨルドランドトラベルセンター)に寄ると、まだツチボタルを見に行くツアーが残っている事がわかった。早速予約(料金は1人34ドル)して夕食に行く。本当はガイドブッ クにあったおいしそうなレストランに行こうと思っていたが、出発まで50分しかないので簡単な食事ができるレストランにした。しかしここのチーズバーガーとフィッシュバーガーはとてもおいしい。

18:25。ガソリンスタンドで夜食べるヨーグルトを買って、再びフィヨルドランドトラベルセンターへ。18:45。船に乗りテアナウ湖を横断。対岸のロッヂで説明を受け、グループ毎に時間差をつけて洞窟へ出発。洞窟の中はとても暗く、ぽつりぽつりと明かりが灯っている。洞窟の中をすごい勢いで川が流れている。

道のないところではボートに乗り換えて進む。最深部ではまったく灯かりが灯されていない。ガイドが操るボートで奥へ行くと、天井には緑色に光る無数のツチボタルがいた。触れるくらい近くまでよってゆっくりと見せてもらえる。空一面がぼんやりと光る星で覆われたような幻想的なところだ。

ロッヂに戻って、無料のコーヒーを飲み、展示してある説明パネルを見ながら、後続隊を待つ。20:55。再び船でテアナウへ。料金分の元は十分にとれたツアーだった。コンビニでアイスクリームとジュースをかってB&Bへ戻る。
[庭のきれいなホテルの前で]
[テ・アナウ湖]


2月27日(木)7:40。起床。今日は晴だ!
朝食を食べ、9:45出発。荷物はオーナーに預かってもらえた。バスの出発時刻にバス乗り場まで持って来てくれるという。ラッキー。
ニュージーランドらしい美しい庭のある家を見ながら、ぶらぶらと町を歩く。

レンタサイクル(1台1日20ドル)を借り、スーパーで昼食のサンドイッチを買ってテアナウ湖沿いの道をサイクリング。道に面したホテルの花壇にも美しい花が咲いている。ビジターセンターに寄ってハイキングコースなどのパンフレットをもらう。
[タカヘ]

11:50。ワイルドライフセンター着。絶滅に瀕した飛べない鳥「タカヘ」を見る。

12:45。ケプラートラック入口に到着。自転車を柵につなぎ、湖を見ながら昼食。
[苔に覆われた美しい森]

13:35。ケプラートラックを散策。深い森の道を歩く。 雨が多い地方だけあってシダ類が多い。森は一面が苔で覆われていて美しい。 倒れた巨木の苔の間から幼い木が生えている。道は良く整備されていて歩きやすい。 それでもすれ違う人は20分に一組くらい。とても静かなところだ。
[Dock Bay]

50分ほど歩いて Dock Bay という砂浜に着いた。対岸にテアナウの町が見える。
[ケプラートラック入口]

15:35。再びケプラートラック入口に戻り自転車でテアナウの町へ。左に湖、右にゴルフ場を見ながら走る。長い下り坂が気持ちいい。道をふさぐあひるの群れにあった。

次(再びクイーンズタウン、クライストチャーチ)へ

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