ヘルシンキ(94/5/31) → ストックホルム → オスロ → リレハンメル → ローエン → ゲイランゲル → ヒョアデ → グドバンゲン → ベルゲン → コペンハーゲン(6/8)
今回は"移動を楽しむ旅"です。どの都市でも一泊のみ。飛行機での移
動は行き帰りを除くと一回だけで、あとはバス、船、電車と私好み。しかも全
行程において窓側に座らさせていただきました(よい妻に恵まれました :-)
気候/風土
ヘルシンキ、ストックホルム、オスロの3首都はほぼ同じ緯度にある
が、なんと樺太よりも遥か北、カムチャッカ半島のつけねくらいという
から驚き。暖流のせいで北海道よりちょっと寒いくらいの気温だが、夜
は 22:30〜1:30 くらいの3時間程度しかない。いくらでも外をほっつ
き歩いていられる。
北欧4カ国(フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク)
は全て言語もお金も違うが、英語のわかる人が多い。お金の変換レート
もほぼ同じなので計算しやすい。
ツアー
色々探したのだが皆定員割れでツアーが成立せず、このツアーだけな
ぜか37人という大人数を集めていた。
日通旅行のマインドというツアーでして、他の会社の同じようなツア
ーが、50 万円位なのに対し 32万弱という格安。(添乗員、全食事付)
20 万円分何かが悪いのだろうと思っていたら、ホテルも食事もとてもよ
く、ツアー参加者みんなで不思議がっていた。
添乗員もこの道25年のベテランで対応が良くみんなの人気を集めて
いた。
ツアーにはお決まりの、"各都市で(日本語を喋れる定員がいる)免税店
に連れていかれる"というのは今回は3ヶ所だけ。(ヘルシンキ、オスロ、
コペンハーゲン)
同行者はみな40歳台以上という感じで我々二人だけ浮いてたが、新
婚ということもあって皆に気を使ってもらったり、ちやほやされたりし
た。たまにはこういうのもいいかな。
噂によると"熟年の旅"というコピーで新聞に広告が乗ったのだそうだ。
こういうのがいやな人は申し込む時に確認したほうがいいですね。
成田 → ヘルシンキ
ラッシュの時間帯に出発だったので、成田空港まではNEXを利用し
た。指定席が満員だったので立席だった。
成田からは British Airway で、ロンドンで乗り継ぎ。雲のないとこ
ろが多かったのでよく下界が見えた。
ロシアのアムール川(だと思う)は恐ろしく幅の広い変わった川だ。多
摩川程度の幅の川が数十も交差してできてるような川。ほとんど高低差
のない、平で広大な平原を流れるのでああなるのかな。降りて岸辺に立
って見たい川だ。
その後は森や平原の上を飛んでいた。民家はおろか道すらもないよう
なことろがひたすら続く。ときおり山地があったが、北アルプス程度の
大きさなのかそれとも丹沢程度なのか上空からだとわからない。ほとん
どが人跡未踏の場所と思われるがとにかく広い。
そのうち山間部以外も雪に覆われた土地が長く続き、陸の上だか北極
海だかわからなくなり、そのあたりから雲が出てきてイギリス間近まで
なにも見えなかった。
上空から見ただけですがロンドン近郊はいいですねぇ、のどかで。東
京の通勤圏には畑や森は少ないから。
ロンドンで乗り換えてヘルシンキについたのは 23 時(現地時間)だっ
た。
(1泊目)